想定より早いテレビ復帰の「加藤綾子」元フジテレビエースアナがテレ東で返り咲いた事情

2022年10月から活動休止期間に入っていたフリーアナウンサーの“カトパン”こと加藤綾子(39)が、テレビ東京系バラエティー番組「ナゼそこ?+」のMCで約2年半ぶりにテレビ復帰した。ネット上では「久々にカトパンさんを見られてうれしい」とファンが歓喜する一方で、業界内では復帰のタイミングをめぐり「ナゼいま?」「加藤さんに何かあった?」などとザワついているようだ。

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加藤が復帰の場に選んだ「ナゼそこ?+」は、4月に番組名もリニューアルされた。前身番組も含めると12年以上続く長寿番組で、今年3月まではユースケ・サンタマリア、フリーアナの新井恵理那、秋元真夏のMC3人体制であったが、新井と秋元が降板する代わりに加藤が投入された。加藤の復帰の場がテレ東になった裏事情について、エンタメ誌の編集者が話す。

「16年にフジテレビを退社した後も同局系の情報番組『Live News イット!』でメインキャスターを務めるなど友好な関係を続けてきた加藤さんですが、多くのメディアで報じられているようにフジは元局アナなどが関わる問題で大変な状況ですから、それよりイメージが良いテレ東を復帰の場に選ぶのも納得です。また、ユースケさんと秋元さんは加藤さんと同じ芸能事務所『ジャパン・ミュージックエンターテインメント』に所属していますから、『ナゼそこ?+』と事務所の間で調整が行われたと考えるのが自然でしょう」

加藤といえば、21年6月にディスカウントスーパーマーケットチェーンの2代目社長と結婚し、22年9月に「Live News イット!」を卒業すると同時に表立った活動を休止。その理由を「家族との時間をより大切に過ごしたい」と本人が説明していたことや、23年12月に第1子を出産したこともあり、このタイミングでのテレビ復帰には「もう少しゆっくりするのかと思った」と意外に感じた人も少なくないようだ。芸能ジャーナリストの平田昇二氏が語る。

「加藤さんは局アナ時代からエースアナとして数多くの番組に出演し、フリー転身後も夕方のニュース番組でメインキャスターを務めるなど活躍が目立ちました。長年多忙な日々を過ごしていただけに、結婚を経て『家族との時間を大切にしたい』との理由で休業した際には納得もしましたが、それだけに2年半ほどでの復帰には正直驚きましたね。お子さんもまだ1歳ほどですし」

復帰が「先になりそう」が一転

また、加藤の復帰が「先になりそう」と思われてきた理由として、夫が経営する格安スーパーが過渡期であることも挙げられる。運営会社は、31年度までに「国内300店舗体制」「グループ売上高2兆円」「グループ企業100社」というかなり大きな目標を掲げており、現在、企業買収を繰り返している真っ最中なのだ。前出の編集者が明かす。

「同スーパーがメディア媒体宛てに送っていた『ご紹介にあたってのお願い』では、本部長以上の社員についてはメディアに名前を出すことが可能としつつも、なぜか『代表(社長)については、一切触れないようお願いいたします』と記されているんです。もし、加藤さんと夫婦であるという事実が互いのイメージに影響することを心配しているのだとすれば、復帰後の加藤さんも同様に『夫やスーパーの話題はNG』と関係者に通告する可能性もあります」

とはいっても、加藤は「好きな女性アナウンサー」ランキングの常連であった時期も長く、抜群の好感度を誇ることで知られる。

そして、夫のスーパーも精肉やオリジナルの惣菜などが「大容量で安くておいしい!」と評判で、ゴールデン帯の情報バラエティー番組でたびたび特集されるほど人気が高い。ゆえに、夫婦ともにそこまで良からぬイメージはつかないようにも思えるが……。前出の平田氏は次のように語る。

「加藤さんの夫は敏腕経営者ですが、過去には夫が庶民派のスーパーを経営しているのに社長夫人の加藤さんは高級スーパーで買い物をしていた……といった内容の記事が写真週刊誌に掲載されたりもしましたからね。こうした報道には敏感になっているでしょうし、今後多少なりとも夫の事業と加藤さんのタレントイメージが互いに影響を及ぼし合う可能性はありそうですよね」

活動休止前のインタビューでは、夫とふたりで過ごす好きな時間について「家でゴロゴロしているとき」と明かすなど、夫婦に関する質問にも積極的に答えていた加藤。ママアナウンサーとなった今、私生活に関する話題を振られる機会も増えそうだが、どこまで対応するのか注目される。

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